長かった南仏&中東遠征もいよいよ終了!
ようやく日本に帰国です。
ドバイ国際空港についたのが夜22時ごろ、飛行機の出発は2:35で、
深夜の1:30がボーディングタイムでした。
日程が1日短くはなったけど、ゆっくり1日遊んでからのフライトだったので満足!
案内されたエリア5という場所は、色々な航空会社が使用していて、チェックイン時間が来たらポスターやモニターで航空会社名が表示される仕様でした。
アエロフロートのカウンターが開くのは搭乗2時間前の23時半ごろだったので、
空港到着した夜22時ごろはまだ表示もなにもない状態でした。
ですが、かなり多くの人がすでに並んでいたのでカウンターにいたおじさんにデルタのゴールドメダリオン証明を提示して、優先(スカイプライオリティ)レーンを教えてもらい、そこで待機しました。
↓簡単に航空会社の上級会員になる方法はこちらの記事にて↓
列は、①ファースト&ビジネスクラスの優先列、②スカイプライオリティ(スカイチーム所属の航空会社上級会員)の優先列、③エコノミーの列、3つに分かれる形です。
席はエコノミーですが、アメックスさんのおかげでデルタ航空の上級会員なので、②の優先レーンが割り当てられます。
ラウンジ利用もOKだし荷物増量もしてもらえるので海外同人イベントに参加するサークルさんにはお勧めです。
しかし。
アエロフロートさんの前では
上級会員なんてそんなもの
通用しないのですよ…
「ドバイのラウンジゴージャスらしいですよ!」「楽しみだねー」「もっと早く入れたらいいのにね」などと言いながら待ってたら、なんだか、チーフっぽいヒゲのおっさん(以下、ひげちー)がこちらに来ました。
私達一行を一瞥。そして一言…
「エコノミー席はあちら(Economy class is over there)」。
はい?
「てめーらどうせエコノミーだろ、ここじゃねーだろ」って…
思われたんでしょうねー…orz
まあ、確かにお金なさそうに見える四人組ですけどねー…わかるー…
ううう…でも、もうちょっと言い方ってものがあるでしょ…
そもそもファーストビジネスクラスとは別の列なんだし、スカイプライオリティなんてクレジットカード持つだけでなれるんだからさー…
せめて決めつけず「スカイプライオリティですか?」って尋ねて欲しいなー…
…などとは思いつつも、まあよくあることなので(ええ、よくあります。)、アプリの画面見せつつ「私たちはスカイプライオリティですよ」と笑顔で返しました。
結果→ひげちー謝りもしねえ。
くっそぉおおおおお!! (まあ、よくあることです。)
「ふん、なら許したるわ」って感じで無言で去っていきました。
なんでこんな扱いなの。辛い…
ひげちーに足の小指をカウンターにぶつける呪いをかけているうちに23時半。
受付開始なので気を取り直して進みます。
…こんな事でテンション下げてはいられません。うん!
旅の締めくくりですからね。
家に帰るまでがイベント遠征!
帰りのフライトも楽しまなきゃ!!
しかし、そんな奮起もむなしく…
通されたカウンターのお姉ちゃんが(おそらく新人)がもうむちゃくちゃでテンションは二番底を迎えます。
まずねー、こちらに目を向けてもらえないんですよ…
なんでこんな扱いなの(本日二回目)…orz
わたしとぱいそんさんが、携帯アプリでデルタのゴールドメダリオン証明をずーっと彼女に向けているのに一瞥もしない。
声かけても無視。本当に完全なる無視。うう…つらい…
放置された助さん格さん状態です。
誰にも見てもらえない印籠…
説明がないので何をやってるのか全く不明なのだけど、ずーっとパソコンをみてカタカタカタカタ。やたらと時間がかかっている。
なにかトラブルがあったのかな?集中力がすごすぎる子なのかなーと声掛けはあきらめ、手も疲れたしさすがに悲しくなってきたので携帯は机に置きました。
画面がスリープしないようにたまに画面を触りながら、彼女がこちらを見るのを延々と待つ時間。…つらい…
どうせ見ないし、もうなおしていい?
予約の時デルタの会員ナンバー入れてるし、スカイプライオリティレーンに並んでここに通されたわけだし、普通ならわかるとは思うんだけど…
でもなんかこの態度から察するに、どうにも普通じゃない人の予感がするから、もうちょいこのまま置いとこう
OK
…で。待つこと15分ほど。
私達の荷物を冷たい目でちらりと見て
ようやく口を開いたお姉さんが言い放ったのは…。
「荷物は一人一つずつですけど」
ほらビンゴー(疲)
スカイプライオリティは荷物を+1個ずつできるので、把握してないの確定。
ずーっと待機してた机の上の携帯画面を改めてがっつり見せるも、何ソレ的な無表情。…え?そこから???
スカイプライオリティレーンから通された窓口でこれかい。
お姉さんの背後にさっきのおっさん(ひげちー)が偉そうに立っているので助けを求めました。この人なら少なくともスカイプライオリティの理解はあるはず!
すると、ひげちーがお姉さんにアラビア語でなにやら説明をしてくれました。
ひげちーってばクソ失礼なおっさんだけど、
仕事はちゃんとするんだね!
さっきは呪ってごめんね!
ありがとう!
え?あれ??
でもお姉さん反論してる
まさかの展開…
なんでよwww
どこに反論の余地が????
お姉さんの熱弁止まらず、議論が続く。
えー…なんでこの子ひげちーに対してこんなに偉そうなのかな
ひげちー失礼なおっさんだけど上司だよね?
アラビア語なので会話の内容はわかりません。
完全に私達は置いてけぼり。
いやいやいやww
なにを議論してるのww
なんて会話しているのかむっちゃ知りたい!
謎に長い言い合いの末、
とりあえず職員同士の話はまとまったみたいで…
結果、無事に全部の荷物を預けられることに。よかった!
お姉さんすごいブスッとしてるけど、ようやくチェックイン完了。
いや、なんでそんなに貴女が不満そうなの???
でもまあ。やっと帰れるわー おつかれーと
旅券を各自に配布しているところで、妹次郎が気付きました。
「荷物6個預けたのに預かり証明書が、5個しかない」
ぱいそんさんの荷物の証明書がないみたい。
妹次郎(英語しゃべれる)、ぱいそんさん(当事者)、魔公子さん(英語しゃべれる)の3人で急いでカウンターに戻ります。
私(戦力外)はその時荷物番だったので、以下は見たまま解説。
お姉さんのカウンターに行く3人、すっごいめんどくさそうな顔を隠そうともしないお姉さん。すげーなこの子w
何をしているのかは全くわからないけれど、また時間かかりまくる。遠目にもイライラしてるのがわかるぱいそんさん。
ようやく終わって。
げっそりして(ぱいそんさんは殺気を纏って)帰ってきた3人にお疲れー!と声を掛けようと思ったら…
妹次郎が地を這うような声で
「これ… 同じ数字が重複してるんですが…」
…おいおい(疲)。
3人はもう一度カウンターへ。
遠目にもわかる不機嫌全開なお姉さん。
いやいやいや、
こっちがめんどくせーわ!!!
これが普通の航空会社なら、そんなに言いませんけどねー…あんたらロスバゲしまくるって噂だし、行きもスーツケース一個粉砕したでしょ。預かり証明書くらいちゃんと発行してよ…orz
で。三度目の正直で何とか終了。
もうこんなとこ秒も居たくないわ!と出発口へ。
でも…
あれ??あれれ???
「購入の時の座席指定と違う座席になってる…????」
全員がばらばらの席に配置されていることにここで気づきました。
チケットは公式サイトで購入していて、そこでは清算前に全行程の座席の指定がある仕様です。なので、購入時に4人でラインで相談しながら座席を決めました。
なのに渡された航空券に記載されている座席番号は全然その席じゃない。
なんで????
ドバイ→モスクワ間は、隣同士ではなくても4人が目の届く範囲で近い状態だったからまだしもよかったのですが、9時間半と時間の長いモスクワ→成田間は、4人が全くバラバラの上、全員窓側(トイレ行きにくいし寒い)という最悪な席に変えられていたのです。
は?何の嫌がらせ???
でも、出発ゲートくぐって荷物検査のところまで進んでいたし、ぶっちゃけもう疲れてたしめんどくさいしで、「コロナで機内がガラガラでエコノミーフルフラットできる状況なんじゃない?」などと言って不安をごまかしながら先に進みました。
実際、コロナ騒動で客は少ないだろうし、気に入らない席なら乗務員さんに事情を話して空いてる席に移動すればいいかー、と…
まあ、甘かったですよね。
ささくれだった心を癒すため、一行はスカイチームラウンジへ。
あまりゆっくりできなかったけど、ここは素晴らしかったです(^▽^)
お酒も料理もたっぷり用意されていました。ゆっくり楽しみたかったなぁ…
ラウンジで気分は上がったものの…
搭乗時間が来て機内のバラバラの座席に直面したら急降下…orz
やっぱ身内同士一緒の席がいいなあ。
なんで座席変更とかされたんだろう…
考えたくないけどお姉さんの嫌がらせ?
いや、そんな絶対クレーム必至な子供みたいな嫌がらせする社会人がいるわけない…よなぁ… いたの??
もやもやしたまま飛行機は飛んで、モスクワへ。
冷や冷やしましたが、コロナ隔離場所のシベリア送りにもなることもなく、無事乗り継ぎゲートを通過。日本に帰れることが決まって一安心しました。
行きにも利用したラウンジで日本行きの便が出るまで12時間ほどつぶします。
1000ルーブル(1500円ほど)のベッドルームが空いたので利用してみましたが、これはなかなかいいものでした。
時差があるので、ここモスクワできちんと横になって寝られたことは幸いでした。だいぶ身体が楽になりました(^▽^)
…で。
ラウンジで気分が上がったあとは、
いよいよ四人バラバラ長時間フライトです。…あー…気分急降下。
とりあえずゲートに行ってみると、思いのほかお客さんが多くてびっくりしました。コロナ騒ぎの渦中で人が少ないと思っていたのですが、飛んでる便も少ないので動いている航路に人が集中したのですねー。
がらがらだったら他の席に移動したのになー…がっくり項垂れて機内へ。
しかしまあ、混んではいましたが、別に満席というわけでもなく、実際わたしの前の席は横並び3つ空いています。
確かに4人並びは空いてないですけど…
でもなぜか、私たちの横はぎっちり詰まってる。
3人横並び席で、通路側2席は他人っていう窓側。
で、その状況が4人とも。
もー!これ完全に嫌がらせだとしか思えないんですけど!!!!?
縦並びとかでもなく、各自かなり離れたバラバラっぷりなので相談も移動もできませんでした。(今思えば私の前の空き3席に他三人の席替えてもらえたらよかったんですけど、私にはそれを添乗員さんに説明する言語力がなかったです)
本来なら、大変だったけど楽しかったねーなどと皆で話しながら帰路にむかうはずだったのに…
お隣の大きなロシア系メンズがずっと貧乏ゆすりをしているのを足に感じます。
ガラスからの冷気でくしゃみ連発してるから、不安にしてるのかな。ごめんねコロナじゃないんだよ。寒いんだよぉ…orz
縮こまってiPhoneでひたすらこの記事を書いてるしかありませんでした。
反応に困ることに、このフライトに乗り込む際に、アンケートに答えて、抽選で航空券ゲット!的な紙をもらいました。
サイトにアクセスして、答える形式。
それに他の人にお勧めしますか?との問いがあり、がっつりNOを入れときました。
機内食は美味しいし、CAさんは美人だけど…
席も荷物もバラバラになる航空会社、人にお勧めできるわけないじゃない…っ!
でも、クソ会社(失礼)のアンケートは、フォームもクソで、途中から漢字変換ができなくなって、全部書ききれずに送信する羽目に。
煽ってんのかい!むきーー!!!
でもまあ、機内食は相変わらず結構美味しいので、気を取り直してレポ。
前菜のスモークサーモンもタラのクリームソースも美味しかったです。
二食目は朝ごはん。パンケーキかコーンポリッジっていう料理を選択できます。
ロシアのパンケーキはクレープみたいな感じでいまいち苦手なので、初耳のりんご入りコーンポリッジとやらをチョイスしてみました。
何故かついてるフォーチュンクッキーと、メニューにはフルーツバーと書いていたのに何故か変わっているチョコレート(^-^)
コーンポリッジはとうもろこし版マッシュポテトって感じの食べ物なのですが、これは…なんつーか食べ慣れない食感と味で、ひと口で諦めました。
半端な味、半端な粒感…あと、なんでリンゴ入れたの。匂いがゲ〇っぽい…
前菜はおいしかったので、とりあえずそれだけでいいや。
他メンバーどうしてるかなーと思いながらとりあえず寝るしかないので寝て時間が過ぎるのをただただ待ちます。zzz… …9時間半つらすぎ…
そしてようやく…成田到着!
やー、本当長かった!狭かった!居心地悪かったー!!!!
ようやく解放されて、意気揚々と飛行機から降りると、
乗る時以上の殺気を纏ったぱいそんさんの姿が。…え…こわ…
ただならぬ雰囲気に話を訊くと、9時間半のフライト中ずっと乗務員に無視されて一度も水も食事も提供されなかったとのこと。えええ!マジですか!!そこまでくるともう人権ないどころか貨物扱いやん!
確かに、表情とか不機嫌だったかもしれないけどさ、一言の声すらかけないってあり得なくね???
機嫌よくしてろって言われても無理だよねー
あの状況で…orz
夜に無視された後なら二食目はなおさらだし…
さすがに酷すぎ!(怒)
私が好奇心からアエロフロートを選んだせいでこんなことになって本当に申し訳ないなあ…
行きの荷物破損の件で、今からアエロフロートの職員さんみつけて
相談しないといけないんだけど、ぱいそんさん冷静に話できるかなぁ。
そんなことを考えながら、重い足取りで手荷物受け取りへ。
動いているターンテーブルは私たちの乗ってきたモスクワ便だけ。
こんな成田空港初めて見た…
軽くショックを受けていると、
ほどなくして荷物が流れてきました。
…が。
うっそでしょ!
また破損!!?
魔公子さんのスーツケースに穴!
うっわー…まじか。
私のスーツケースはソフトタイプだったのでぱっと見は無事だったのですが、中身を確認するとこちらもがっつり破損がありました…orz
Tシャツに丁寧にくるんで、売れ残りのクッション周囲に入れて完全ガードだった抽選箱がぱっきり割れていました。
さっき、人間は貨物扱いって言ったけど訂正。
アエロの荷物は粉砕されるもんねー。
それよりは人間様の方が扱いよかったわー。
まあ、座席はバラバラにされるけどね HAHAHA
責任者出てこいー!!!(怒)
…と。怒り狂ったとこで、荷物の相談カウンターへ。
アエロの便がついたばかりなのに、そこにいる職員さんに事情を話すと、申し訳なさそうにはしてくれるものの「私は成田空港の職員ですので…アエロフロートの方にはしっかりと伝えておきます。」的な対応。
では、アエロの職員さんを呼んでくださいといっても「成田空港にはいなくて、虎ノ門のオフィスにいる」という納得いかない答え。
…えー…本当かな?
とりあえず、破損証明はここで発行してくれるとのことなのでお願いしました。
航空券を買う時に保険には入っているけど、補償申請はできるのですか?と聞いたところ、保険会社のメールアドレスが二つ書かれたメモを渡されました。
…といっても、ロシアの保険会社でしょ。大丈夫なのかな…不安しかない。
スーツケースの破損に関しては新品との交換もできます、とカタログを見せられましたが、機能と軽さ重視の同人トラベラー的には全く使えないものしかないので、残念ですがそれはお断りしました。
虎ノ門オフィスの住所と電話番号が書かれたぺら紙を渡されましたのでとりあえずTEL。しかし。そこに記載されている2つの電話番号のうち一つは使えませんでした。もう一つは散々待たされて自動応答。
しかも!提示される3つの選択肢にクレーム受付が無い。適当な選択をしても先に進めない!あーもう!虎ノ門まで行けってのかい!!!!!
職員さんにこの状況を知らせても、「私たちはこれしか知らないので…」の一点張り。
適当なクレーム対応の航空会社、無責任に乗り入れさせないでーorz
乗り入れさせるならせめて連絡先くらい掴んどこうよ…!
故意かもしれないけど!故意だよね?
クレーム多いから知らんぷりしたいんだよね!!?
怒りMAXですが、アエロと関係ない(と自称する)職員さんに当たってもしょうがないのでここは引くしかありません。
今から飛行機で九州に帰るし、虎ノ門とかいけるわけないので、帰ってからメールで補償の申請をしようということになりました。
あーーーーもう
くっっっそ疲れた!
けど、日本に帰ってすぐ、メンバー全員が揃っているうちにやっておかないといけないことがもう一つ。
ニースの車上荒らしの件でアメックスの保険申請書類を申し込まなきゃいけなかったのです…orz
ほんと、今回色々ありすぎー!!!
アメックスさんには、私一人からの電話で、メンバー全員分の書類申請を受けてもらえました。ねぎらいの言葉が本当に嬉しかったです…うう…。
(申請した保険に関しては、コロナで大変な時期にもかかわらず、すぐに対応いただけ、振り込んでいただけました。本当に神や…)
優しい言葉と神対応のおかげで少し癒された私たちは、三週間の旅に別れを告げ、それぞれ帰路に。
成田空港はがらがらで、ほとんど人がいない状態。
運航状況の電光掲示には運休の文字ばかり…
また世界を飛び回ることができるようになるまで、一体どれくらいかかるのでしょうか。
願わくば、一刻も早く航空業界が元通りになることを祈っています。
でも、アエロフロートだけは
このまま減便していたほうがいいと思うよ(にっこり)
次の記事では、アエロフロートに壊された荷物について補償申請した時の様子を書いていこうと思います。
同じような目に合う人もいると思うので、その方々の参考になれば…と色々やり取りを頑張って、いい結果を出そうと頑張ってはみたのですが、最終的に「クソの相手してるあなたの時間がもったいないから早くあきらめろ」というメッセージしか発せない結果に…
有料の保険にわざわざ入ってたのに、このザマだもんなー
冷静に書けるかなぁ… やれやれ。